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International☆

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今週は、国際色豊かなCloudCampでした。

東京大学の学生が中心となって運営し、多国間国際交流・国際協力を主として活動するNPO法人MIS

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フィリピン・バングラデシュ・カンボジア・ベトナム・マレーシアから、選考を経た海外の学生と日本人の学生“総勢14名(6カ国)”が南会津町を訪問してくれました。

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南会津では、CloudCampを活動拠点とし、寝食を共にしながら語り合い、学びや体験を共有しながら“4泊5日”を過ごしていただきました。

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このプログラムは、日本の学生と東南アジアの学生がともに社会問題を発見し、解決するための視点とモチベーションを獲得するのが狙い。

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「社会に貢献するには、どんな方法があるのか?」

「会社で働くこと、社会、地域とのつながりとは?」

地域や企業訪問でのフィールドワークを通して、自分なりの“社会に貢献する在り方”を考え、東南アジアの学生間で議論を行うことで、自国の社会的問題を考えることの出来る人材(人財)に成長することが目的です。

それでは、8/8(土)午後から始まった“南会津プログラム”をいくつか紹介いたします。

花泉酒造合名会社の酒蔵見学

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南会津町には、開当男山酒造、国権酒造、会津酒造、花泉酒造という4つの酒蔵があります。

今回は、花泉酒造合名会社におじゃまいたしました。

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ここでは、お酒を飲める年齢になったばかりの学生が大半とあり、花泉酒造さんで取り組む「18歳の酒プロジェクト」に興味深く耳を傾ける姿がありました。

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18歳の酒プロジェクトとは・・・

地元の南会津高校と只見高校の卒業を迎える3年生を対象に、酒米の田植えからはじまり、稲刈り、そして収穫された酒米を使っての酒造りの仕込み作業を体験し、自分たちが生まれ育った地域や農業、地域の誇りである「会津の酒」の魅力を肌で感じてもらおうという取り組みです。出来上がったお酒は、二十歳を迎える2年後の成人式で、皆で飲み交わそうという企画。

NPO法人 南会津はりゅう里の会 地域交流施設・ホシッパの家

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地元林業・建築関係者でつくるNPO法人 南会津はりゅう里の会 地域交流施設・ホシッパの家

南会津町内を占める森林の割合は約9割。 ここでは、町内の森林をブランド化し、地元産材や加工品を国内外の市場に売り込む事業がはじまりました。

その模様は、地元紙でも大きく報じられました(福島民報新聞2015/8/2朝刊

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ここでは、クロモジをはじめとした薬木、薬草から抽出した精油を活用した、新たな事業がはじまったばかり。

日本の植物から抽出された精油は「和精油」と呼ばれ、揮発性油特有の芳香を活かしたアロマ事業を展開することにより、南会津ブランドの森林価値を高めて地域再生につなげようといった取り組みです。

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日本古来の樹木“クロモジ”には、“リナロール”というリラックス効果がある成分が含まれています。 千利休の安土桃山時代から、高級爪楊枝(つまようじ)の材料として用いられてもきました。

西洋には、このリナロール成分を含む“ローズウッド”という樹木があり、世界的に芳香性が高い高級アロマとしても有名ですが、過剰に伐採や乱獲を行ったため、今では絶滅を危惧されるほど減少してしまった経緯もあり、現在は、世界的に有名な化粧品や香水においても、リナロールの合成香料が使用されているとのことです。

そこで、日本の“クロモジ”ですが、西洋のローズウッドと成分が類似しているだけではなく、芳香の他に、抗菌効果、免疫効果、鎮静効果もさらに優れていることから、日本産の精油「和精油」として、南会津ブランドのアロマオイルとして世界に発進しよう!!と言うわけです。

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第一次産業である農業や林業は、第二次産業(食品、商品への加工)、第三次産業(流通や販売)がなければ立ち行かない産業です。

ここでの取り組みは、第一次+第二次+第三次産業をひとつに併せて成立させようという、最近話題になっている地域資源を最大限に活かした“第六次産業”といった新しい産業スタイル。

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自然の素材なので、肌にも優しく、香りも柔らかくアロマテラピー効果もバツグン! 今後、国内外に向けて、南会津の森林を原料としたアロマや香水、化粧品等の商品化の動きも楽しみですね。

その他、南郷トマト選果場見学、農業生産法人伊南の郷(有)にて農業体験、前沢曲家集落見学、会津田島祇園会館にて郷土料理体験、街中視察のフィールドワークが行われました。

彼らの目に映る南会津

最終日には、福島県南会津地方振興局、南会津町役場商工観光課の方々を交えたうえで、発表会が行われました。

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振興局長からは、東日本大震災復興の現状、地方の農作物の様子、また、復興の象徴的なアイテムとして、会津地方に古くから 伝わる、七転び八起きの縁起物・郷土玩具の一つである“起き上がり小法師”の紹介をいただきました。

「震災後4年経過したが、“福島での出来事”について、興味・関心が薄れてしまわないで欲しい。」

学生たちは、深く何度も頷きながら、耳を傾けている姿がとても印象深いものがありました。

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将来の日本を担う学生、そして東南アジア圏の学生たちの目には、南会津地方がどう映ったか。

日本人学生とアジアの学生とがペアを組む形で、通訳を交えながらの報告が行われました。 各々のふるさと(母国)と照らし合わせながら、発表をしている姿がありました。

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四季折々に美しい南会津。今度は、また違った季節に足を運んでいただきたいものですね。

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数年後、もしかしたら参加者の中から、南会津へ移住を希望する若者がいるかもしれません・・・♪♪♪

南会津で、またお会いしましょう! See you again !

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