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2015年会津田島祇園祭

2015年会津田島祇園祭

毎年7/22、23、24の3日間開催されている約800年の歴史がある“会津田島祇園祭”。

田出宇賀神社と熊野神社 の祭礼であり、日本三大祇園祭(京都・福岡・南会津)の一つに数えられ、一年の中で南会津田島がもっとも賑わう期間でもあります。

祭りの見所を大きく二つ挙げると、大屋台で上演される“こども歌舞伎”、そして、神様へのお供え物を運ぶ“七行器(ななほかい)行列”です。

CloudCamp男性スタッフも総出で、お祭りに参加した事しました。

地元企業として地域を盛り上げるのはもちろんのこと!

自分たちが働く地域を良く学ぶ!

住生活している地域の風土に肌で触れる!

 

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まずは、“屋台歌舞伎”です!

田島町のメインストリートにあたる各地区から、屋台が運行されます。 屋台は、西屋台・上屋台・中屋台・本屋台の4つ。

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今回、私たちはご縁があって、西町「西屋台」に協力参加! 西屋台を引かせていただきました☆

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それぞれの屋台には、芸場と呼ばれる歌舞伎が上演できる舞台が設置されています。

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歌舞伎一座を乗せた屋台は、各地区内を幾度となく移動させながら、上演されます。

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地区内を移動する際には、地域の子どもたちを屋台に乗せ、子どもたちの「お~いさん!やれかけろ!」の掛け声に併せて、大人たちが屋台を押して、勇壮に駆ける姿は、とても見応えがあります!

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子どもたちの元気な「お~んさん!やれかけろ!」

この掛け声の意味は、諸説ありますが、「おーんさん=おじさん」「やれかけろ=早く駆けろ!」という意味合いが強いようです。

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大屋台の押し手であるオジサンたちへ、子どもたちからの応援の掛け声ですね♪♪♪

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続いては、会津田島祇園祭のもうひとつの大きな見所となる“七行器(ななほかい)行列”です。

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会津田島祇園祭は、“お党屋(おとうや)”と呼ばれる人々によって、運営が取りまとめられています。

一般的には、神事を司るのは神社の宮司ですが、古来、神事はその土地の有力者たちによって取り仕切られてきましたが、ここ会津田島では、その風習(お党屋制度)が代々残っています。

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現在は、地区ごとにお党屋は、9つの組があります。 毎年交代で、1つの組が祇園祭の当番を務め、年明け1月から7月までのおよそ半年間、“七行器行列”に向けて、幾度となく神事が続きます。

この約半年続く神事の流れを含め、“会津田島祇園祭のお党屋行事”は、国の重要無形民族文化財として昭和56年に指定を受けています。

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今回、大きなご縁があり、今年の当番である「西町」お党屋の一人として抜擢されたのがCloudCampリーダー兄貴分のNishiさん♪

もともとは、福島県の南国“浜通り”生まれ。 気がつけば、雪国“南会津町”に移り住み、ちょうど一年が経ちました。

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7月に入ってからは、祭りを取り仕切るお党屋の一人として、心身を清める潔斎の期間に入ることから、日常生活においても一苦労がありました。

祇園祭終了までの間、お党屋組には幾つか、必ず守らなければならない義務が与えられます。

その中のひとつに「獣肉(四足)、鶏肉(二足)、卵類を食してはならない!」といった義務があります。 “神事”に携わろうと決意したNishiさんは、職場内での昼食時も会合時も、口にするものには、本当によく気を使いながら、過ごされていたのがとても印象深いです。

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“七行器行列”は、祇園の神であるスサノオミコト(牛頭天王)に、七つの行器(ほかい)に入ったお供え物を献上する儀式。 この七つの行器は、裃姿のお党屋(男性)と、花嫁姿の女性によって献上されます。

絢爛豪華な花嫁衣装に身を包んだ約30名の花嫁。その他、お党屋組をはじめとしたみなさん約100名が列を成して歩く姿は、どこか別の世界、時代にタイムスリップしたかのような不思議な空間でもありました。 かつては、未婚男性が花嫁を探す場とも言われており、ここ会津田島ではこのお祭りがきっかけで、縁を結んだ男女が多数いるんだよ。と地元の方にそぉっと教えていただきました。

また、本来は、お党屋組の親族などから行列に参加する未婚女性を選びますが、近年ではなかなか地元の人間だけでは厳しく、定員に満たなかった際には、年によっては一般募集もを行うこともあります。

地元の方々も、「歴史ある会津田島の伝統文化に触れていただこう!」と地元民以外での参加希望者に対しても、とても好意的です。 昨年(2014年)は、当スタッフ唯一の女性で関東出身のMeguさんも花嫁行列を歩かせていただきました☆

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今年は、会津大学に通う、ドイツからの留学生も参加していましたよ!

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梅雨明け間近のシトシトと雨が降りしきる当日の朝。

行列出発予定時間を30分ほど遅らせたものの、雨脚は強くなる一方。 一体、どうなってしまうのだろうと誰しもが、言葉に出来ない不安を抱いたに違いありません。

フッと西の空を見上げると、不思議なことに見る見る空が明るくなりはじめ、青空へ。 突然、ピタッと雨が止み、一向は南山八郷(南会津郡一帯)総鎮守である田出宇賀神社・熊野神社、神のもとへ出発。

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まさに、会津田島祇園祭は “神事” と思えるような大きな時間を過ごすことができました。

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